今週（27日）は、『土用の丑の日』です。
こんにちは 東山荘です。
かなりの暑さが連日続きます。平日毎晩の夢花火も始まり城崎温泉も
夏休みモードです。今週（27日）は、『土用の丑の日』です。
テレビ・ニュースでも、シラスウナギの減少による不漁でウナギ価格もかなり高騰しているようです。
毎年、「夏バテには鰻（うなぎ）」などと宣伝しておりますね。
『土用の丑の日』にウナギを食べる習慣は、諸説・由来で色んな説が言われてますが、
1000年以上前から暑い時期を乗り切る栄養をつけるために鰻を食べる習慣があり
「土用」は曜日の「土曜」ではなく、中国の自然哲学思想「五行思想」の分類です。
自然哲学思想の解釈では、世のものは「木・火・土・金・水」の5種類で成り立っていております。
それを季節に当てはめると、春＝木、夏＝火、秋＝金、冬＝水になり、季節の変わり目（約18日間）が
土になります。そして、「丑の日」は、十二支の「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の
「丑」で、曜日のように使われます。「土用」と「丑」が当てはまる日が「土用の丑の日」になるわけです。
万葉集にこんな言葉も↓
「石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしと云ふ物ぞ うなぎ取り召せ」
ですが、夏バテをした時にウナギを食べて元気をつけて活力が蘇ったのは、まだクーラーの
普及していなかった昭和30年くらいまでの話のようで昭和初期の夏バテと言えば
暑さからくる食欲不振。栄養失調による「夏痩せ」でしたが、現代の夏バテは温度差からくる
自律神経の乱れが主な原因です。
エアコンで猛暑のような屋外と室内の温度差に体がついていけず、自律神経のバランスを
崩してしまうのが現代の夏バテです。そうゆう時季に、ウナギなどのスタミナ食を取り過ぎるのも逆効果。
何事もそうですが、取り過ぎは禁物ですね。
取り過ぎると弱った胃腸では油っぽいものを消化できないみたいです。
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