玉屋(たまや~)鍵屋(かぎや~)!!花火の豆知識
こんにちは 東山荘です。
暑い夏。平日毎晩の夢花火も大好評で見終わって帰って来られると、かなり好評の
お言葉をいくつか頂いております。本日土曜はありませが、城崎ではあと18回の打上げがございます。
お天気に恵まれ今夏一度も夢花火の中止がありません。中止なく無事に残りの
回数打ちあがってほしいですね。
昨晩ですが、花火の上がる21時すぎ私はPCで仕事をしていると外からかなりの大声が聞こえ
何事が起きたのかなのと、急いで外に出ると「たまや~!」と男性の大きな掛け声が
聞こえてまいりました。よく聞く掛け声ですね!
当ブログで昨年も書きましたが、再度「花火の掛け声」についてご案内したいと思います。
花火は、鎮魂、慰霊と悪病退散の意味合いが古くからあります。
花火打ち上げ時の沸き上がる拍手や歓声に混じって「たまや~!」という掛け声が聞こえますね。
もうひとつ!「かぎや~!」もあります。
どういう意味あるかご存知ですか?ご存知の方もあると思いますが、
「玉屋(たまや~)」「鍵屋(かぎや~)」は有名な花火師さんの屋号です。
昔、隅田川(当時は大川)近くに「鍵屋」という花火の店があり、暖簾分けという形で
「玉屋」が独立しました。
<玉屋・鍵屋の暖簾分けについての詳しい話>
文化5年(1808年)「鍵屋」番頭の静七が暖簾分けをし、両国吉川町で玉屋市兵衛を名乗ります。
やがて川の上流を「玉屋」、下流を「鍵屋」が担当し二大花火師の競演となります。
これを応援するための掛け声が「たまや~」「かぎや~」なのです。
しかし、天保14年(1843年)「玉屋」の出火で大火事となり玉屋市兵衛を
江戸から追放し廃業してしまう。
つまり、「鍵屋」から暖簾分けした「玉屋」が存在したのは、たったの35年間。
「玉屋」の掛け声が多いのは、当時 花火の技術が勝っていたこと。
もうひとつは、語呂が良いので掛け声を掛けやすかったこと。
そして、江戸っ子気質がそうさせたこと。
でも「鍵屋」はその後も様々な花火を開発して日本の花火界をリードされ、
現在は女性当主が鍵屋15代目として活躍中です。
音にこだわり、日本古来の花火である“和火”復活に力を注ぐなど花火の魅力を
現在も高めてらっしゃいます。
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