【まんが日本昔ばなし】願いが叶うパワースポット？一願成就鼻かけ地蔵 - 城崎温泉東山荘風そよぐ貸切露天風呂が人気の宿ー公式ブログ

こんにちは　東山荘です。
ここ数日間は、日中の最高気温が３０℃近くまで上がり連日たいへん蒸し暑い日が
続いてます。本日は「まんが日本昔ばなし」でも放送した「鼻かけ地蔵尊祭り」の
お話しをご案内致します。鼻かけ地蔵尊まつりは来週末６月５日の日曜、城崎温泉
からほど近い「楽々浦地区」にて行なわれます。鼻かけの名のとおりお地蔵さんの
鼻が欠けて無いのです。鼻がかけたまでのお話をまんが日本昔ばなしデータベース
よりストーリーを抜粋しご紹介させて頂きます。………昔、兵庫県城崎の円山川の
ほとり楽々浦（ささうら）というところに一人の貧しい漁師が住んでおりました。
漁師は、海に近い川辺りで漁をしてましたが一番魚が採れる場所でも暮らしぶりは
貧しいものでした。ある長雨が続いた晩、お地蔵様が「冷たい冷たい出してくれ」
と川の底で泣いている夢を見ました。不思議な夢を見たと思った翌朝、漁師が川の
中ほどで漁をしてみると一回で一日分とも思う魚が取れたのでした。夢中になって
漁をしてると夢で見たお地蔵様が網にかかりました。漁師は、大漁もお地蔵さまの
お蔭げに違いないと陸に上げ丁寧に祀りました。すると、不思議なことに安置した
地蔵様の鼻から真っ白の米が出てくるようになりました。この米のおかげで漁師は
たちまち裕福になり、金持ちになると従って欲が深くなった漁師は、良い服を着て

f:id:kinosaki-higashiyamasou:20160526182903j:plain どんどんお金儲けのことばかり考えるようになっていき、ある日「お地蔵様の鼻の
穴をもっと広げたらもっと米が出てくるに違いない」と思いお地蔵様の所へ向かい
漁師がお地蔵様の鼻の穴を広げようとノミを打ち込むと誤って鼻を落としてしまい
ました。すると今まで出ていた米はピタリと止まってしまいました。とんでもない
ことをしてしまったと、どんなに謝っても二度と米が出てくる事はなくなりました
その晩、漁師の夢にお地蔵様は現れて「もうあの川のほとりにいるのは嫌になった
後ろ向きにしてお堂を立てておくれ」と言いました。漁師は自分の行為の罪深さを
猛反省して翌朝、元の漁師の服を着てお地蔵様の場所を移し後ろ向きにしてお堂を
立て丁寧に祀りました。反省した漁師はまた昔のように船を出して漁に出るように
なって、やがて男はお嫁さんをもらい二人は幸せに暮らしたという昔ばなしです。
今でも鼻の欠けたお地蔵様は、楽々浦のほとりのお堂の中で、村人たちの暮らしを
見守っています。どんな願い事でも一つだけちゃんとかなえてくれるお地蔵様には
毎日きれいな花が絶えることがありません。人間欲を出し余分な事をするとロクな
ことがないよと教えられたように子供ながら感じておりました。話に出てくる川や
楽々浦地区も今なお現存しおります。それでは童心に帰ったつもりでご覧下さい。
いや～懐かしいあの語りが…【まんが日本昔ばなし】鼻かけ地蔵 - Dailymotion動画